2021.04.04 症例・症状コラム
症例:耳のトラブル トンネルに入ったような耳の閉塞感が続き、眠りも浅く疲れやすくなっている。
トンネルに入った時のような耳の閉塞感が5回の施術で改善した症例。
◎来院者
40代 女性 尼崎市
◎発症からの経過と来院までの経緯
数ヶ月前から、耳がふさがった感じがあり、たまに音が聞き取りにくくなる。生活上気にはなっていないが、急にトンネルに入ったような気がして気持ちが悪い。同じ頃から睡眠も取りにくくなり体が疲れやすくなった気がする。
耳鼻科へ行くも気のせいだと言われ、特に薬の処方もないためどうすればいいか悩んでいる。
何か改善する方法はないかと考え、ネットで調べると鍼がいいとの情報を知り、耳の症状を得意としている当院に相談に来られた。
◎施術ポイント
耳の閉塞感が起きる時にポイントとするのは顎の関節である。耳の周辺と顎関節は密接に関わっており、顎関節の状態が悪いと耳の閉塞感を訴える人は多い。
また同時期に睡眠の質も低下していることから食いしばりなどによって余計な身体の生み出していると考えた。
◎施術からの経過
顎関節周辺を触診すると、強いコリが見られた。そのコリを緩めるために足に鍼をした。すぐさま鍼を抜き起き上がってもらうと身体の力が一気に抜けたとの感想を得た。
2回目、2日後には身体に力が入る感じが戻り緊張してきているのが自身でも感じられたとのこと。前回と同様に顎関節の緊張を緩めるよう施術を行なった。
3回目、前回の施術後から、身体の力が抜けた状態は継続しており、耳の閉塞感もない状態。まだ少し眠りが浅いことがきになるとのこと。睡眠がしやすくなるよう顎関節の他に呼吸が深くできるよう手に鍼をした。
4〜5回目、睡眠もしっかりと取れるようになり調子のいい状態が続いているとのことで施術を終了した。