2021.03.22 症例・症状コラム
症例:頭痛 花粉が飛び出してから定期的に襲われるガンガンとしたこめかみの痛み。
ガンガンとこめかみが痛む頭痛が背中のコリを取り、鼻・喉を整えることで改善した症例。
◎来院者
男性 40代 高槻市
◎発症からの経過と来院までの経緯
定期的にガンガンとした頭痛に襲われる。特に花粉症の時期に入ってから痛みがくる頻度が多く、仕事に集中できなくなっている。知り合いが鍼灸院を開業したと聞き、これを機に身体のメンテナンスを行おうと考え来院に至った。
◎施術ポイント
頭痛が起こる場所から背中の筋肉の緊張が頭痛を引き起こしていると思われる。また花粉症の時期に入ってから頭痛の頻度がましたということは、鼻・喉のトラブルが頭痛の根本的な引き金となっていると考えた。
背中の筋肉のコリを緩め、鼻と喉の調子を整えるよう施術を行なった。
◎施術からの経過
体を触診すると、左の肩甲骨内側に強い緊張を持ったコリが見られた。背中の筋肉の緊張は首のコリを引き起こし、頭痛へと発展する。
スネの内側に鍼をし背中の緊張を緩めた。また、頭と首の付け根辺りに強い圧痛があったため、肘のツボに鍼をした。
2回目、施術後から1週間、痛みが起こらない状態が続いたが前日にこめかみに痛みがあった。現在は、痛みはないものの頭重感がある。前回の施術方針をもとに施術を行う。さらに鼻と喉の調整を加えた。
3回目、頭の痛みはなく、たまに重たくなる程度。仕事も集中して行えている。
5回目、鼻と喉はむずむずするが、頭痛はなく生活を送れている。