2024.10.27 お知らせ

〜鍼灸師が伝える〜もし顔面神経麻痺になったら知って欲しいこと①

はりきゅう処えのんの光山です。

当院は、顔面神経麻痺耳鼻科症状自律神経症状の施術に特化した鍼灸院になります。

特に顔面神経麻痺に関しては、全国から顔面神経麻痺でお困りの方のご相談をよくいただきます。今回のブログでは、ご相談の中でも多い「顔面神経麻痺になったらどの病院に行けばいいですか?」についてお話しします。

顔面神経麻痺になった際、少しでも早くこの記事を読んでいただけることを願っています。

顔面神経麻痺とは

顔面神経麻痺とは、ある日突然、顔の表情を作る筋肉を動かす神経である顔面神経が麻痺し、顔の半分が動かなくなる病気です。

ある日突然顔の違和感を感じるため、何が起こったわからず不安になってしまう方は少なくありません。

顔面神経麻痺の症状を調べると、

◎眉を上げたり、目を閉じたり、口角を上げたりすることが難しい。

◎麻痺した側の顔が下がり、顔が歪んで、口角が垂れ下がる。

◎口角が下がると、口が閉じにくく、よだれが出やすくなる。

◎目が閉じにくくなるため、ドライアイや角膜炎を引き起こしやすい。

などの症状が出てきます。

ただ顔面神経麻痺が発症した直後から、上記のような特徴的な症状が出ることはありません。

最初は顔の違和感、何かいつもと違って顔が動かしにくいな…

といった感覚から症状が発症し、マヒの進行が始まります。

その後、10日間ほどかけて、どんどん顔がマヒしていき動かなくなり、上記のような症状が出てきます。

実際には、最初に出る症状が「何となく」の違和感のため、ちょっと様子を見てみようと普段の生活を送る人も少なくありません。

相談者さんの多くは、朝起きた時に顔の違和感を感じ、昼頃に水を飲むと水がこぼれてしまったり、鏡で顔を見ると片方だけ顔が垂れ下がっているな、目が乾くな、閉じてないななどで気づく方が多いです。

他にも普段食べている食事がいつもと味が違うなと感じ、ようやくそこで「顔が動かない」「顔の違和感」などでネットやSNSを検索します。

顔面神経麻痺になったらすぐに行って欲しいのは◯◯科

今回のブログで知って欲しいのは、詳しい顔面神経麻痺の分類ではなく、顔面神経麻痺になったらどの病院に行って欲しいかをお伝えしたいものになります。

今回は顔面神経麻痺の分類は大きく2つに分けさせてもらいます。

詳しく顔面神経麻痺の分類を知りたい方は当院のHPをご覧ください。

顔面神経麻痺は、大きく分けると【中枢性】と【末梢性】の顔面神経麻痺になります。

この2つによって今すぐに行って欲しい病院の科が大きく変わります。

中枢性の顔面神経麻痺は脳神経外科へ

いわゆる、脳卒中による顔面神経麻痺になります。

脳神経外科が対象となります。こちらのケースは脳へのダメージが原因となるため、顔が動かない以外にも、

◎片側の手足に力が入らず、痺れを感じる。

◎ろれつが回らず、しゃべりにくい

◎片方の視野が欠けたり、物が二重に見えたりする。

◎今まで感じたことのない激しい頭痛が突然起こる。

他にもめまい、ふらつきが起こり、体のバランスがとれず、立ちくらみを感じたりもしますが、この症状は後述する末梢性の顔面神経麻痺にも起こることがあります。

問題が脳(中枢)にあるため、一刻も早く病院に向かっていただきたいです。ご自身では病院へ向かうことができない場合がほとんどですので、救急車の手配が必要となることも多いです。

末梢性の顔面神経麻痺は耳鼻科へ

もう1つが末梢性の顔面神経麻痺、いわゆる「ベル麻痺」や「ラムゼイハント症候群」と病名をつけられるものになります。

こちらは専門が耳鼻科になるため、できる限り早く近所の耳鼻科を受診してください。

抹消性の顔面神経麻痺では、身体的な特徴は、多くの場合、顔面付近の症状のみ』になります。

先ほどお伝えした通り、最初は顔の違和感、何かいつもと違って顔が動かしにくいな…

といった感覚から症状が発症し、マヒの進行が始まります。

※ただし人によって、聴力低下、耳鳴り、めまい、ふらつき、耳の後ろの痛み、味覚障害などもあるため注意が必要です。

末梢性の顔面神経麻痺について詳しく知りたい方は当院のHPをご覧ください。

「顔面神経麻痺になったら◯◯科へ」 まとめ

◎顔面部分だけに違和感、動かない方は【耳鼻科】へ

◎顔面以外にも違和感や痺れ(しびれ)がある方は【脳神経外科】へ

中枢性の顔面神経麻痺(脳卒中)が原因となった場合、身体的な症状が多岐にわたります。

そのためご自身では身動きがとりにくくなるため、ご家族や職場の方が、救急に連絡されるケースがほとんどです。

一方、抹消性の顔面神経麻痺の場合は、自分でネットやSNSの情報を調べたり、ご自身で病院へ行ける人が多いです。

ご自身で身動きが取れる場合でも、

☑️ ろれつが回っておりちゃんとしゃべれるか

☑️ 腕や足に痺れがないか

☑️ ただ事ではない頭の痛みが出ていないか

☑️ 目の前がしっかり見えているか

上記をチェックしていただき該当項目が多ければ脳神経外科に診察いただければと思います。

顔が動かない以外は大丈夫という方は耳鼻科での対応となります。

とはいえ、突然のことでひっ迫した状況になると思いますので、「こんなことで救急車を大袈裟…」とご自身で判断せず、すぐにでも救急にご相談下さいね。

この記事を読まれた方で、ご自身が顔の違和感を感じた時、まわりの家族や友人、同僚の方が

「何か顔が動かしにくいんだよね…」

「いつもの顔と違っておかしい」

と聞いたり感じた時は、顔面神経麻痺を疑って下さい。

顔面神経麻痺は早期の治療で、1年後、5年後の状態は大きく変わります。

病院へ行かれた後はすぐにでも当院にご相談いただけますと、また人生を笑って過ごせるお力になります。

鍼灸師イラスト

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