2021.02.09 症例・症状コラム

症例:耳つまり 耳に膜が張った感覚が気持ち悪く、音の聞こえ方が前と違う。

突発性難聴後に起こった膜が張ったような耳のつまりが消失した症例。

◎来院者

30代 女性 宝塚市

◎発症からの経過と来院までの経緯

2ヶ月前、突然ヘッドホンから聞こえる音がいつもと違う音に聞こえる感覚に陥った。すぐに耳鼻科へ行き聴力を測ると、右耳の高音部分の聴力が40dBのほどに低下していた。

ステロイドを処方され服用すると、2週間ほどで耳の聞こえは検査では異常がないまでに改善。しかし、耳に膜が張った感じが取れず、前と同じ音を聞いても違和感がある。若干の耳鳴りも残っており、また再発するのではないかという恐れからヘッドホンを付けることができない。

音楽関係の仕事をしておりヘッドホンをつけれないのは仕事に支障をきたしてしまうため、すぐにでも改善させたい。

ネットで耳のことについて調べていると、鍼がいいのではないかと思った。耳の症状を専門的にやっており、阪急沿線で仕事の帰りにでも立ち寄れる当院を見つけ相談に来られた。

◎施術ポイント

現在の状態は、聴力は25dBの辺りまで回復しており、耳の膜が張った感じ、「シー」という耳鳴りが残るとのこと。まずはこの膜が張った感じを取り除くことで、さらに音の聞こえも良くなり、それに伴い耳鳴りが消失すると考えた。身体を触診すると、首肩のコリがひどくガチガチになっていた。

首肩のコリは血液の流れを妨げてしまい、耳の奥、内耳の部分まで血液(栄養)を運べなくなる。まずは、この首や肩のコリを緩めることで様子を見ていくこととした。

◎施術からの経過

頚椎3番(首の骨)の外側に顕著なコリがみられた。このコリを緩めるため、首のコリに関係のある背中のツボに鍼をした。直後首の動きがスムーズになり、コリが緩んだ。次に仰向けになってもらい肘のツボに鍼をするとさらにコリが緩んだ。

2回目、施術直後、耳の膜を張った感じは薄らいできたが、2日ほど耳鳴りが大きく感じたとのこと。前回と同様首のコリを緩めると同時に、顎の調整も行なった。

3〜4回目、その後耳の膜を張った嫌な感覚はなくなり、変に聞こえていた音がクリアになった。耳鳴りは施術直後だけ起こりすぐにおさまるとのこと。

6回目、耳に感じていたものは全くなく、ヘッドホンを付けても問題がなくなった。聴力検査も正常値である20dBの値になったため施術を終了した。

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