2021.08.20 症例・症状コラム

症例:自律神経症状 仕事を始めてから毎日のように頭痛が起き、仕事に集中できず薬を飲まずに過ごせる日がない。

偏頭痛により毎日頭痛薬を服用していたが薬を飲まなくても生活できるようになった症例。

◎来院者

30代 男性 芦屋市

◎発症からの経過と来院までの経緯

仕事を始めてからパソコン作業が多くなり、毎日のように頭痛が出るようになった。最初は我慢しんていたが、どんどん仕事の作業効率が悪くなるため、頭痛薬を服用するようになった。

病院に行っても原因がわからず、痛み止めを処方され様子を見るように言われた。

1ヶ月前から毎日頭痛薬を服用するようになり、このままではずっと薬を飲み続けな変えればいけない、頭痛をどうにかしたいと考え、ネットで調べると整体や鍼が良いとのことがわかった。

整体5回ほど通うもあまり効果が実感できず、次は鍼を試してみようと頭痛の症状を得意としている当院に相談に来られた。

◎施術ポイント

こめかみ周辺の痛みや閃輝暗点があるとのことから偏頭痛の可能性を疑った。偏頭痛の方に多いのは首や背中の特徴的なコリ、顎関節の過剰な緊張、内臓の働きの悪さにある。

本人に確認してみると、頭痛がひどくなってから、首を動かして後ろを振り向くことができなくなり、普段から下痢をすることが多いとのことだった。

以上のことから、背中や首の筋肉の緊張を緩めることと、内臓の働きを良くするためお腹の緊張を緩めることを施術のポイントとした。

◎施術からの経過

身体を触診すると、首と背部に過剰な緊張が見られるポイントがあった。そのポイントにアプローチするため、右のふくらはぎと左の手の甲に鍼を行なった。

鍼を抜鍼後、身体を起こしてもらい、先ほど触れたポイントを確認すると緊張に緩みが出ていた。首を自由に動かしてもらうと後ろを振り向けなかったのが振り向けるようになっていた。

2回目、前回の施術後から、毎日飲んでいた頭痛薬を飲まないで過ごせる日が2日ほどあった。前回の施術に加え、腹部の調整を行うため、すねの部分に鍼を行い、内臓の調整を行なった。

3〜5回目、回数を増すごとに頭痛の回数が減り薬を飲む頻度も減っている。仕事の効率も上がり今までよりも疲労がしなくなった。

7回目には、10年ぶりに薬を1週間飲まずに生活送ることができた。

今後は仕事の効率を考え身体のケアをしたいとのご本人の希望もあり、3週間に1度のペースでケアをしていく予定。

 

自律神経の症状についてはこちら

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