2021.08.28 症例・症状コラム
症例:顔面神経麻痺 突然の顔面神経麻痺、医師に回復するのに半年以上かかると言われ途方に暮れていた。
病院の診断では半年以上かかると言われた顔面神経麻痺が3週間で回復した症例。
◎来院者
30代 男性 高砂市
◎発症からの経過と来院までの経緯
7月初旬、突然顔が動かなくなり、喋りにくく、食事もまともにできなくなった。うがいもできず、これはおかしいと思いすぐに近くの大きな病院に駆け込んだ。
医師の診察で原因不明の顔面神経麻痺と診断され、薬を服用し回復するのに半年以上かかると言われた。
10日ほど経っても改善の兆しがなく途方に暮れていたところを友人が心配し、インターネットで顔面神経麻痺について調べてくれた。
友人から鍼をすることで早期に改善するかもしれないとの情報を得て、顔面神経麻痺の症例や口コミを見て、当院にご相談に来られた。
◎施術ポイント
顔面神経麻痺になった思い当たる原因を聞くと、顔が動かなくなる2日前から、異常な肩こりを感じていたとのこと。睡眠時間も取れておらず、無理がかかったのかもしれないとのことだった。
この話から今回感じた肩こりが顔への血液を滞らせ、睡眠不足によって免疫が落ちウイルスに抵抗できずに顔面神経麻痺を発症したのだと考えた。
こういったケースは、肩こりをほっておくといつまで経っても改善の兆しが現れず後遺症が残る。逆に肩こりさえ取れてしまえば早期回復できるケースも少なくない。
◎施術からの経過
肩こりを感じている部分を伺うと、首の後ろの付け根部分が特にコリを強く感じているとのことだった。このコリは心臓から顔面神経に血液を送るための通り道にあるため、解消しなければならない。
足の甲と前腕部分に鍼をしてコリを緩めるように仕向けた。抜鍼後顔の動きを確認すると先ほどよりも瞬きの幅が大きく、口元も少し動かしやすいようになっていた。
2回目、前回よりも顔の動きがスムーズになり、話したり食事がしやすくなった。まだうがいの時は水が漏れてしまう。背中に鍼をし口周りを動かしやすいように調整した。
3〜5回目、顔面神経麻痺の発症前から喉の調子が悪かったが、前回から喉がスッキリしている。うがいの時も水が溢れにくくなり、口笛が吹けるようになった。
6回目、顔の違和感も全くなく、日々の生活を送れている。病院の医師からも40点中満点との診断を得た。
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