2021.05.25 症例・症状コラム
症例:顔面神経麻痺 人生で2回目、原因不明の顔面神経麻痺で顔が動かなくなった
2回目の顔面神経だったが,発症から3週間で周りにわからないわからないほど改善した症例。
◎来院者
50代 女性 尼崎市
◎発症からの経過と来院までの経緯
3月末に吐き気があり、体調に異変を感じていたが、私生活がバタバタとしており病院には行かなかった。
4月初旬、突然口が麻痺したように動かなくなり、これは顔面神経麻痺かもしれないと感じた。20年目にも顔面神経麻痺を経験しており、前回の時と同じような感覚だった。
前回の経験から早期に鍼灸を始めた方が良い!と感じ、ネットで「顔面神経麻痺 鍼」で検索した。ネット上で1番上に出てきており、顔面神経麻痺を専門として行なっているとのことからLINEでご予約があった。
◎施術ポイント
前回の経験から口が動かなくなった翌日には来院いただけた。
顔面神経麻痺の場合発症から10日ほどかけて炎症が強くなり麻痺が進行していく。早期に炎症を食い止めることで、麻痺の度合いを軽くすることが大事になる。
念の為、脳に問題があっては困るので耳鼻科への通院も進めた。ステロイドと並行してまずは炎症を抑えることを目的として施術を行った。
◎施術からの経過
顔の麻痺は翌日だったこともあり、まだ動かなくなて散る部分は少なかった。ほっておくとこのまま麻痺が進行し悪化してしまうため、炎症を抑えるよう施術を行った。
背中を触診すると、炎症が起こっている部分に圧痛が生じていた。スネと手の甲に鍼をすることで炎症を食い止めた。
2回目、病院の検査で脳には問題がないことがわかった。2日前と比べると若干だが麻痺が強くなっている部分があった。今回も炎症を抑えることを目的とし施術を行う。
3回目、前回よりも「イー」とすると口が横に広がっており回復期に入っていた。今回の施術からは顔面神経へ新鮮な血液を送り回復を早めるよう施術を行った。
4〜7回目、どんどん顔の動きが良くなっており、目が乾かなくなり、食事がしやすくなり、ハミガキも水が溢れることがなくなってきた。
8〜11回目、発症から3週間後、見た目にはどちらがマヒをしているかわからず、口を「んー」と巻くと違和感がある程度。
12回目には違和感もなくなった。